動物型の木製おもちゃ基準に適合せず自主回収 札幌市が4カ月健診で配布 のどを傷つける恐れ
自主回収中のおもちゃ(提供:札幌市北区)
札幌市北区で、乳児の4カ月健診時に配布している木製のおもちゃなどが「玩具安全(ST)基準」に適合していないことが分かり、札幌市はおもちゃを自主回収しています。
自主回収が進められているのは、札幌市北区が2024年4月2日から乳児の4カ月健診時に配布されている、動物型の木製おもちゃと布製の巾着袋です。
「玩具安全(ST)基準」は、日本玩具協会が自主的に定めたおもちゃの安全性についての基準で、動物の木製おもちゃは突出部分が基準を超えていたため、口に含んだ乳児ののどを傷つける可能性があるとされています。
また、おもちゃを入れる布製の巾着袋は基準よりひもが長く、乳児の頭を通過し首に引っかかる可能性があるということです。
これまでにけがの報告はありません。
札幌市北区で4月2日におもちゃの配布が始まってから、配布が中止される5月14日までの間に203セットが配布されていて、札幌市は配布した人に回収用の封筒を同封した案内文を送付するとしています。