札幌市東区では一時、シカが住宅に居座るなど目撃情報が相次いでいます。

このシカは２４日、北海道大学植物園に迷い込んだシカと同じ個体の可能性があり、市の職員が見守りを続けています。

茶色い毛並みに鋭いツノ。

時折耳を動かし周囲の様子をうかがっているようです。

シカがいるのは、札幌市東区東苗穂１条３丁目の住宅の庭先です。

警察によりますと、２５日午前７時１５分ごろ、東区東雁来２条１丁目にシカがいると目撃者から通報がありました。

シカはオスで、その後東苗穂に移動して住宅の庭先に居座ったり周辺を徘徊しているということです。

市の職員がシカの見守りを続けています。

（目撃者）「びっくりはするね、まさかこんなところにシカが迷い込むなんて。体は大きいけどおとなしそうなシカですよ」

札幌市内では午前２時４０分ごろ、同じ東区の北１２条東６丁目でもシカが目撃されていました。

札幌市によりますと、このシカはきのう、中央区の北海道大学植物園で目撃されたシカとツノの形状が似ていて、同じ年齢とみられることから同一の個体の可能性があるということです。

札幌市は不用意にシカを刺激しないよう注意を呼びかけています。