柔道の女子52キロ級で2回戦敗退となった阿部詩選手のインスタグラムの投稿に、兄で大会2連覇を成し遂げた阿部一二三選手が自身のインスタグラムで反応しています。

大会2連覇をかけ挑んだ詩選手は、日本時間28日の2回戦、世界ランキング1位のディヨラ・ケルディヨロワ選手（ウズベキスタン）と対戦すると、残り56秒となったところで返し技を受けて一本負け。畳を下りた後には思わず大きな声を上げて泣き崩れる様子がありました。この詩選手の姿にはSNS上で賛否両論が起こっていました。

大会を終え落ち着いた詩選手は、日本時間30日の夜に「沢山のサポート、応援ありがとうございました。心の底から感謝の気持ちでいっぱいです！日本代表として、日本という素晴らしい国を背負い戦えたことを誇りに思います。情けない姿を見せてしまい申し訳ありませんでした。また成長した姿で畳の上に立てるよう1日1日を過ごしていきます。必ず強くなります。今後とも応援よろしくお願いいたします。一二三　二連覇おめでとう 最高の兄です。最高の家族です。」と、ファンへの感謝と兄・一二三選手へのメッセージを投稿しました。

この投稿に、一二三選手は「情けなくなんかない。ここまでの道のりで苦しいことも沢山あったのにそれを見せずにただ前をみて人生をかけて頑張ってきた詩は最高にかっこよかったし1番輝いてたよ。心の底から詩の事を誇りに思います。2人で必ずまた頂点に立とう！また家族で前を向いて頑張って行こう！」と反応しました。

この兄妹のやりとりに、SNS上でも「これは泣いてしまった」「身内に一番の理解者で頼れる人がいるって本当に心強いと思う」「兄貴カッコ良すぎて泣ける」「なんてかっこいいお兄ちゃん」など、感動の声が寄せられています。