「クビにしてやる」「ぶち切れるよ」「誰だお前はって感じ」長谷川岳議員、威圧的言動を謝罪
威圧的な言動が問題となっている自民党の長谷川岳議員が、中央省庁の職員へのパワハラ疑惑を受け、「具体的な部分は確認できない」としながらも「不愉快な思いをした方がいたら申し訳ない」と謝罪しました。
2024年5月15日に報道陣の取材に応じた自民党の長谷川岳議員。
(記者)「中央省庁の官僚に対するパワハラが報じられていますが?」
(長谷川岳議員)「具体的な部分については具体的な事象についてお示しいただく形でないと確認できません」
(記者)「思い当たる節は?」
(長谷川岳議員)「私自身が今まで無自覚の中で、市や道の皆さんに発言をしていたという前提の中で、不愉快な思いをしている方がいたら申し訳ないと思います」
一部報道によると、長谷川議員は数年前、中央省庁の職員に対し「クビにしてやる」などと発言したとされています。
長谷川議員をめぐっては、道や札幌市の職員に対する威圧的な言動が問題となり、鈴木知事や秋元札幌市長が相次いで苦言を呈する異例の事態となっていました。
(録音データ)「どうしてメッセージとかしない!そこの札幌市の連中!ぼくはぶち切れるよ、これだったら」
これは2024年3月、長谷川議員や札幌市などが参加した会議の録音データです。
この日、札幌市ではGX=グリーントランスフォーメーションについてのセミナーが開かれていました。
長谷川議員も笑顔で参加していましたが、セミナーの直後開かれた会議で態度が一変しました。
(録音データ)「規制緩和全部やっているのにあんたから1回もありがとうもくそもメールもない、ありがとうもない結果もない誰だお前はって感じだよね」
長谷川議員は今後の姿勢についてー
(長谷川岳議員)「どこかでおごりがあったのだと思います。もう1回ゼロからやり直させていただきたいということで、皆さんから賛同を得ましたので、引き続き頑張ってまいりたいと思います」
自民党道連は、一部の道議も長谷川議員から叱責されたとの情報があることから、今後すべての道議を対象に、同様の経験をしたかどうか調査することにしています。