「西友さんありがとう」札幌市内9店舗が30日までに閉店 北海道から撤退 イオン北海道が買収
スーパー大手の西友は、29日と30日で札幌市内の9店舗すべてを閉店して、北海道から撤退します。
およそ半世紀にわたり地域に根差したスーパーの閉店に、多くの客から惜しむ声が聞かれました。
(店員)「42年と335日間無事に営業することができました。従業員一同お礼申し上げます。ありがとう」
普段は24時間営業で開いたままのシャッター。
静かに閉じていきます。
西友は29日、札幌市内にある9店舗のうち4店舗を閉店しました。
およそ半世紀にわたって地域に根差してきたスーパーの閉店に客からは…
(閉店を見届けた人)「40年通ったので寂しいです。西友さんありがとうございました」
さらに、30日は残りの5店舗の営業も終了して、西友は道内から撤退することになります。
札幌市内の店舗では先週から閉店セールが行われていますが、30日は食料品売り場の商品はほとんどなくなっていました。
また、店内には別れを惜しむメッセージカードが所狭しと飾られていました。
1973年に北海道に進出した西友は、札幌を中心に岩見沢などにも店舗を展開していました。
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しかし、近年は売り上げが低迷し「本州に経営資源を集中する」として、2024年4月、北海道と九州からの撤退を発表していました。
(山岡記者)「道民におよそ50年愛されてきた西友ですが、地元からは惜しむ声が聞かれました」
(山岡記者)「西友がなくなるのどうですか?」
(子ども)「かなしい。さびしい」
(買い物客)「初めてアルバイトしたのもここだったので寂しいです」
(買い物客)「50年間本当にありがとうございましたって感じ」
閉店する西友の9店舗はイオン北海道に買収されます。
来月以降、店名を変え順次リニューアルオープンする予定です。
道民に愛されてきたスーパーの西友。
店舗を買収するイオン北海道は「今後も皆さまに必要とされるお店になれるよう努めてまいります」とコメントしています。