荒天でキャンプ場を閉鎖「仕方がない」 台風から熱帯低気圧へ お盆休み熱中症も注意 北海道
札幌市の霊園です。
盆の入りの13日、台風5号から変わった熱帯低気圧の影響であいにくの雨となりましたが、先祖の墓に手を合わせる人の姿が見られました。
(墓参りに来た人)「息子の休みを利用して来たのできょうしかなかった」
例年、お盆休みには多くの観光客で賑わう豊浦町の豊浦海浜公園です。
キャンプや海水浴場を楽しめる公園ですがー
13日と14日は荒れた天候を考慮して急遽、公園周辺にある4つのキャンプ場の閉鎖を決めました。
予約した人たちへの連絡に追われたといいます。
(噴火湾とようら観光協会 野村紳也さん)「正直残念ですよね。悔しいです。皆さんに楽しんでもらいたかったんですが、仕方ないというところです」
台風5号から変わった熱帯低気圧が渡島半島沖にとどまっている影響で、13日は南西部などを中心に波が高くなったほか、雨にも見舞われ、支笏湖畔では午後3時までの24時間降水量で124ミリを観測。
札幌でも断続的に雨が降り続き、蒸し暑い一日となりました。
一方、熱帯低気圧の温かい空気が流れ込んだ影響で、道北を中心に気温が上がり、午後3時時点で上川の東川で36.3度、比布で36.1度など、6地点で35度以上の猛暑日を記録しました。
(子ども)「めっちゃ暑い」
(母親)「これ北海道の気温なのって思うくらい。子どもたちも大人もバテちゃうなっていう感じです」
最高気温33.1度を記録した、オホーツクの佐呂間町です。
ホタテを炭火で焼いて観光客をもてなす人はー
(道の駅の人)「暑いですね。こまめに火から離れていないと危ないです」
暑さに伴い、道内では少なくとも9人が熱中症の疑いで搬送されています。
一方、室内では盛り上がりを見せるイベントもー
18日まで開かれている「プラレール博です」。
多くの家族連れが訪れ、オリジナルのプラレールを作ったり、写真を撮ったりして楽しんでいました。
(来場者)「ジオラマを見るのが楽しみだった」
(来場者)「面白かった」
(来場者)「天気が悪かったのでどうなのかなと思ったけど、すごい賑わっていて楽しいです」
14日は、午後6時までの24時間降水量は太平洋側西部で120ミリ、日本海側南部で100ミリなどと予想されていて、土砂災害などに注意が必要です。
また、14日も全道的に厳しい暑さが見込まれるため、お盆休みのお出かけには熱中症対策や気象情報の確認が大切です。