「ネコにエサをあげられひと安心…」北海道羅臼町の通行止め30時間ぶり一部解除 孤立解消
北海道・道東の羅臼町の道道の一部が、土砂崩れの影響で通行止めとなっていましたが、2024年10月16日午後に通行止めが解除され、地域住民からは安堵の声が聞かれました。
(日村カメラマン)「13時です。通行止めが解除されました」
羅臼町岬町の道道知床公園羅臼線の通行止めが、16日午後1時から片側交互通行で開通しました。
15日に道道を覆うように土砂崩れが発生した影響で、知円別トンネルから天狗岩トンネルまでのおよそ2.3キロが通行止めになり、この影響で104世帯265人が孤立状態となっていました。
町によりますと、山の上の方にある水道施設の水道管が老朽化し、漏水したことで土砂崩れが発生した可能性があるということです。
午後1時から片側交互交通が始まることを聞きつけた人はー
(地元の人)「加工場の水が出なくなったということで、いまポンプを持ってきたところです。沢水を引っ張って工場が動いている。その沢水が止まって魚の加工ができなくなって緊急でポンプを持ってきている」
(地元の人)「ネコが3匹いるので、とりあえず急いで行って餌を足してこなければ」
そして午後1時。
ようやく道路が開通し、孤立状態が解消されました。
無事ネコに餌をやることができた地元の人はー
(地元の人)「とりあえず一安心、餌を与えられて」
町によりますと、安全が確保できるまで、当面の間は午後7時から翌日の午前6時まで通行止めとなるということです。