東電、不具合のカメラ交換を開始 燃料デブリ取り出し再開の見通しは立たず
東京電力は、福島第一原発の燃料デブリの取り出しをめぐり、不具合が生じている装置先端のカメラの交換作業を16日から開始しています。
東京電力は、福島第一原発2号機で燃料デブリの試験的な取り出し作業を進めていましたが、装置の先端に取り付けられたカメラに不具合が生じ、作業が中断していました。
不具合は、格納容器内の非常に高い放射線量が影響して生じたとみられていて、東京電力が復旧を試みましたが改善しませんでした。
東京電力によりますと、16日の作業は午前8時半ごろから始まり、カメラを交換するために放射線量を測るなどカメラの汚染の状態を確認したということです。
交換が完了するまでに2週間ほどかかる見込みですが、デブリの取り出しについては再開の見通しは立っていないということです。