去年のきょうは半そで⇒今年は1.5倍の雪 道都・札幌 スキー場は「すごくいい」行列に!
去年(2023年)のきょう(3月20日)、札幌は「積雪なし」となり半袖でくつろぐ人もいました。
ことしはまだ大量の雪が残っていて明暗がわかれています。
札幌市内の大学では20日に卒業式が開かれました。
歩道にはまだ雪があり、袴や晴れ着の学生は足元を気にしていました。
(卒業生)「ぐちゃぐちゃなので歩きにくいですけれども、草履とかはやめてブーツにしました」
(卒業生)「歩きやすい靴を選んだつもりだったんですけれども、ちょっと足元が悪かったので染みてきちゃいました」
札幌中心部の大通公園もまだ雪深く、平年のおよそ1.5倍という70センチを超える積雪があります。
道行く人もまだコートを着て歩いていますが、じつは去年のきょうはというとー
札幌の最高気温は14.3℃で「積雪なし」となり、大通公園では半そで姿や芝生でくつろぐ人も多くみられました。
(北本アナウンサー)「日差しは春めいてきましたが、このあたりの景色は真冬とさほど変わりありません。道路の幅は狭くなっていまして、そしてこちらの雪山は3メートル近い高さがあります」
札幌市南区川沿の住宅街ではまだ大量の雪が残っていました。
道路にも雪が積もっていて、深いわだちができている場所も目立ちます。
路肩にもまだ大きな雪山があり、周辺の住民は雪を崩してとかす雪割りの作業をしていました。
(住民)「せっかくとけてきれいになったなと思ったら、またその分とけた分だけまた積もっちゃうでしょ。ことしはちょっと多いんでないかい」
一方で恵みの雪となっているところもありました。
(北本アナウンサー)「札幌市内のスキー場です。雪が多いので一面コースの状況も良いということです。リフトのところには列が長くできていますね」
春分の日のきょう、札幌市内のスキー場は家族連れなどでにぎわいをみせていました。
18日から19日にかけてまとまった雪が降り、ゲレンデの状態も非常に良いといいます。
(北本アナウンサー)「雪の状態はどうでしたか?」
(札幌から来た人)「きょうすごい良い状態です。硬い感じです、滑りやすいです。めちゃめちゃ最高ですね」
このスキー場では例年よりも雪の量が多いことなどから、3月末までの営業期間をさらに延長することも検討しています。
(さぽろばんけいスキー場 小林正人さん)「今シーズン全体でいくと約10%から15%ほど入場者数が(例年よりも)多い状況。まだまだスキー場は雪の状況も良いですし、どんどん滑っていただきたい」
今シーズンは雪解けが遅く明暗がわかれた札幌市内。
春の装いになるにはもう少し時間がかかりそうです。