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去年のきょうは半そで⇒今年は1.5倍の雪 道都・札幌 スキー場は「すごくいい」行列に!

2024年3月20日 16:11
去年のきょうは半そで⇒今年は1.5倍の雪 道都・札幌 スキー場は「すごくいい」行列に!

去年(2023年)のきょう(3月20日)、札幌は「積雪なし」となり半袖でくつろぐ人もいました。

ことしはまだ大量の雪が残っていて明暗がわかれています。

札幌市内の大学では20日に卒業式が開かれました。

歩道にはまだ雪があり、袴や晴れ着の学生は足元を気にしていました。

(卒業生)「ぐちゃぐちゃなので歩きにくいですけれども、草履とかはやめてブーツにしました」

(卒業生)「歩きやすい靴を選んだつもりだったんですけれども、ちょっと足元が悪かったので染みてきちゃいました」

札幌中心部の大通公園もまだ雪深く、平年のおよそ1.5倍という70センチを超える積雪があります。

道行く人もまだコートを着て歩いていますが、じつは去年のきょうはというとー

札幌の最高気温は14.3℃で「積雪なし」となり、大通公園では半そで姿や芝生でくつろぐ人も多くみられました。

(北本アナウンサー)「日差しは春めいてきましたが、このあたりの景色は真冬とさほど変わりありません。道路の幅は狭くなっていまして、そしてこちらの雪山は3メートル近い高さがあります」

札幌市南区川沿の住宅街ではまだ大量の雪が残っていました。

道路にも雪が積もっていて、深いわだちができている場所も目立ちます。

路肩にもまだ大きな雪山があり、周辺の住民は雪を崩してとかす雪割りの作業をしていました。

(住民)「せっかくとけてきれいになったなと思ったら、またその分とけた分だけまた積もっちゃうでしょ。ことしはちょっと多いんでないかい」

一方で恵みの雪となっているところもありました。

(北本アナウンサー)「札幌市内のスキー場です。雪が多いので一面コースの状況も良いということです。リフトのところには列が長くできていますね」

春分の日のきょう、札幌市内のスキー場は家族連れなどでにぎわいをみせていました。

18日から19日にかけてまとまった雪が降り、ゲレンデの状態も非常に良いといいます。

(北本アナウンサー)「雪の状態はどうでしたか?」

(札幌から来た人)「きょうすごい良い状態です。硬い感じです、滑りやすいです。めちゃめちゃ最高ですね」

このスキー場では例年よりも雪の量が多いことなどから、3月末までの営業期間をさらに延長することも検討しています。

(さぽろばんけいスキー場 小林正人さん)「今シーズン全体でいくと約10%から15%ほど入場者数が(例年よりも)多い状況。まだまだスキー場は雪の状況も良いですし、どんどん滑っていただきたい」

今シーズンは雪解けが遅く明暗がわかれた札幌市内。

春の装いになるにはもう少し時間がかかりそうです。