ヨーカドー帯広店の跡に「ダイイチ」がオープン 名物の「おはぎ」やPB商品で差別化 北海道
2024年6月に閉店したイトーヨーカドー帯広店の建物に、食品スーパー「ダイイチ」が27日、オープンしました。
これまでの客層を取り込む商品展開と、独自性のあるプライベート商品で、客の期待に応えます。
(武田記者)「きょうオープンするスーパーダイイチです。多くの方が開店を待っています」
開店1時間前から長蛇の列ができていたのは、食品スーパー・「ダイイチ稲田店」です。
ことし6月に閉店したイトーヨーカドー帯広店に変わって、27日にオープンしました。
(客)「イトーヨーカドーのときから思い入れのある店なので」
(客)「(イトーヨーカドーは)1週間に2、3回は来ていたので。楽しみにしていました」
「それではダイイチ稲田店、オープン致します」
吸い込まれるように買い物客が店の中にー
道内のダイイチで最も広い売り場面積となった稲田店で、次々と売れていく商品がありました。
(客)「おはぎをよくPRしているから、買ってみるかと思って」
(客)「おいしいです」
その商品は、ダイイチ名物の「おはぎ」です。
この規模のおはぎコーナーは、あまり見かけないのではないでしょうか。
そして、地元十勝の人気飲食店が開発した、ぎょうざやタレなど。
“ここでしか買えない”というプライベート商品で、客の期待に応えるのがダイイチの狙いです。
さらに―
(ダイイチ稲田店 大久保雅也店長)「イトーヨーカドーをもともと利用していた客に不便にならないように、売り場の構成をしてきた」
ヨーカドー時代も販売していた「セブンプレミアム」の商品も展開し、これまでの常連客も取り込んでいきます。
(ダイイチ稲田店 大久保雅也店長)「(イトーヨーカドーを)継承するような形になるので、これから新しくダイイチが長い期間商売できるように、地域の皆さんの役に立てるように、やっていきたいなと思う」
今後、イトーヨーカドーの後続店に入るスーパーは、続々とオープンしていきます。
関東を中心に展開する「食生活♡♡ロピア」は札幌の屯田、福住、琴似店に順次入ります。
支払いは現金のみと、キャッシュレス決済の手数料をなくす戦略で「安さ」を売りにしています。
来年3月ごろには、アリオ札幌店の後続として、独自性のある商品で客をひきつける「ダイイチ」もオープンする計画です。
スーパー業界の構図が大きく変わる北海道。
生活の一部として、消費者の期待に応えることができるのか、進化を続けるスーパーに期待が高まります。