嘆息またも値上げの9月…冷凍食品にアイスにコーヒー…この先どうなる帝国データバンクに聞く!
わたしたちのくらしに値上げの波です。
9月の食品値上げは、5か月ぶりに1千品目を超え、家計への負担はまだまだ続きそうです。
そんな中消費者の「値上げ疲れ」が広がっています。
便利で簡単に食べられる冷凍食品に、まだまだ暑さが残るなか食べたいアイスクリーム。
実は9月から値段が上がってしまいます!
(藤得記者)「来月の値上げは1千品目を超えて冷凍食品なども含まれています
札幌市内のスーパーです。
9月からも値上げが止まりません。
こちらのスーパーでは、日清製粉ウェルナの一部の家庭用冷凍食品は、約8%値上がり。
まだ残暑が厳しい夏に欠かせない、アイスクリームにも影響が。
森永製菓はアイスクリーム約10商品を約5%から8%値上げとなります。
朝の目覚めに欠かせない人もいるのではないでしょうか?
UCC上島珈琲は、大型ペットボトル製品を20~30%程度、実質店頭価格が上昇する見込みです。
買い物客は?
(買い物客)「イヤー何もかも高いですよね。まとめ買いして冷凍して、無駄にならないように少量ずつ使う」
背景にあるのが、天候不順による原材料価格の高騰や、止まらない円安。
さらには、最低賃金の引き上げなどによる人件費の増加です。
調査会社によると来月から食品1392品目が値上がりするということです
消費者の思いは?
(買い物客)「全部において値上がりしているので、八百屋とか安く売ってるところを必死に探している」
高い上昇率が続く食品の値上げに対し、買い控えや安価な商品の購入など、消費者には「値上げ疲れ」が広がっているといいます。
店側はどんな工夫をしているのでしょうか?
(キテネ食品館 中塚誠代表)「例えば3個でいくらとか4束でいくらというものをバラで売れるものに関してはバラで売るということをやって極力単価を上げないような努力をしている」
消費者の「値上げ疲れ」に店側も様々な工夫で対応を続けています。
止まらない値上げの波。
いったいいつまで続くのか?
専門家に今後の見通しを聞きました
(帝国データバンク札幌支店情報部 吉原弘基部長)「今後の見通しとしましては、秋口にかけて品目としては、ピークを迎えるであるというふうに予測しております。この先ということでいいますと、かなり消費者の方も、値上げ疲れという部分もありますので、引上げというよりかは、容量を減らして価格を維持する、こういった流れがくるかと予測しております。」
くらしに欠かせない食品の止まらない値上げ。
くらしへの影響はもう少し続きそうです。