北海道知事&札幌市長がそろって国交大臣訪問 新幹線札幌延伸早期開業に切なる要望
北海道新幹線札幌延伸の2030年度末の開業が延期される見通しとなったことをうけ、鈴木知事と秋元市長が国土交通省を訪問し、早期開業を要望しました。
(鈴木知事)「要望書を提出させていただきます。よろしくお願いいたします」
国交省を訪れた鈴木知事と秋元市長は、斉藤大臣に対して新幹線札幌延伸に関する要望書を手渡しました。
札幌延伸を巡っては先週、建設を進める鉄道・運輸機構が2030年度末の開業について「極めて困難だ」と国に報告し、延期が避けられない状況です
鈴木知事らは要望書の中で、関係自治体への説明とともに早期の開業を求めました。
(鈴木知事)「北海道にとっても重要だが、国の一大プロジェクト。そういう観点からもしっかりと目標を示すことが大事」
(秋元市長)「先の見通しがないまま工事の遅れがひとり歩きしている。大変困惑している」
国交省は今後、トンネル工事の工期短縮に向けて大手ゼネコンなどに意見を聞くほか、有識者会議を複数回開いたうえで、新たな開業時期を検討することにしています。