「一気に来た」記録的大雪に水道管も破裂 車が立ち往生で困惑「トイレにも行けない」北海道
3連休最終日の北海道内は、冬型の気圧配置と上空の寒気の影響で、後志や胆振地方を中心に局地的な、そして記録的な大雪となりました。
国道では深夜から夜明けを過ぎても立ち往生や大渋滞が発生するなど、交通にも影響が出ました。
午前7時すぎの小樽市です。
断続的に雪が降り、車やバス停が埋まるほど雪が降りました。
(坪田カメラマン)「きのうからの大雪で歩道は埋まってしまっています」
小樽市では午前0時までの24時間降雪量が69センチと、統計開始以来最も多くなりました。
中心部の商店街では大雪と水道管の破裂が重なり、一時あたり一面川のように…
連休を直撃した大雪により、市民は朝から雪かきに追われました。
(小樽市民)「大変です、重たいし」
(小樽市民)「今シーズンちょっと雪が少ないかなと思ったんですけれども、一気に降り出してもう追いつかない状態ですね」
札幌市西区西野でも午前11時までの24時間に33センチのまとまった雪が降りました。
(札幌市民)「ことし全然(雪が)ないので一気にきたからびっくり。もう2時間(雪かき)してるんじゃない」
また、午前7時までの24時間に豊浦町大岸で78センチ、蘭越で70センチといずれも統計開始以来最も多い雪が降りました。
この影響で、高速道路は長万部と登別室蘭間など胆振や後志方面が長時間にわたり通行止めに。
豊浦町の国道37号では、どこまで続くのかわからないほどの車の長い列ができました。
国道37号では午前2時ごろから、大雪の影響で豊浦町や黒松内町付近の複数か所で車が雪に埋まり、立ち往生が相次ぎました。
(車が立ち往生した人)「雪がすごすぎて片側通れなくなっちゃって通行止め。2時間くらい立ち往生して20~30分走ってはまた立ち往生。どうなるか分からないのでしんどいです。トイレに行けないし」
警察によると、およそ15キロに及んだ渋滞は、夜が明け、正午ごろまでにほぼ解消したということです。
また、この大雪の影響でJRは、快速エアポート33本を含むあわせて159本が運休となっています。
このあとも日本海側を中心に局地的に雪が強く降る見込みで、交通障害などに注意が必要です。