初の「YOSAKOI」警備…踊り手並みに緊張!迷子に落とし物…若手警察官、汗の奮闘記
きのう(2024年6月9日)無事に閉幕した「YOSAKOIソーラン祭り」。
多くの観客が訪れるイベントで重要なのが、トラブルを未然に防ぎ迅速に対応する「警備」です。
祭りの成功を影で支えた若手警察官に密着しました。
北海道の初夏の風物詩となったこの祭りに「踊り手」と少し違った緊張感で臨む人がいました。
(鷲頭絵椋巡査)「おはようございます」
ことし(2024年)初めてYOSAKOIソーラン祭りの警備につく、札幌方面中央警察署地域課の鷲頭絵椋巡査(20)です。
(鷲頭絵椋巡査)「危険がないように、観客の皆さんが楽しんでお祭りを終えられるように警備を頑張っていきたいと思います」
大通公園内に設けられた現地本部に1人の男性が訪れました。
男性が持ってきたのは落とし物の黄色い財布です。
鷲頭巡査は中に入っていた現金や身分証明書などを丁寧に確認します。
そのおよそ15分後。
(財布の持ち主の女性)「お財布とかって届いてないですか?黄色い」
財布を落としたという女性が現れました!
(財布の持ち主の女性)「すごーい!ありがとうございます!全部戻って来た」
この日は土曜日ともあって、午後になり会場はさらに賑わいを見せます。
鷲頭さんの元に迷子の一報が。
会場内の案内所にいたのは、踊り手の衣装を着た女の子です。
(鷲頭絵椋巡査)「母親と2人で来たの?」
(女の子)「これからおばあちゃんも来る」
数分後、母親がいる場所がわかり女の子とともに向かいます。
(女の子の母親)「すいません、ごめんなさい、泣いちゃった。びっくりしたね!」
大きなトラブルなく、警備を終えることができました。
(鷲頭絵椋巡査)「ほっとしています。大きなイベントの中での役割を再認識することもできた。経験値として活かしていけるように努力していきたい」
楽しい思い出のまま家に帰ってもらえるようにー
華やかな祭りの成功の裏には、迅速に対応する若手警察官の姿がありました。