北海道小樽市の国道で５日朝、トラックのタイヤ２本が外れ、対向車線を走っていた別のトラックに衝突する事故がありました。

相次ぐタイヤ脱落の事故を受け、国土交通大臣も対応を指示しました。

傾いてとまったトラック。

そばにはタイヤが２本置かれています。

事故があったのは、小樽市船浜町の国道５号です。

午前９時前、小樽方向から札幌方向に走っていたトラックの左後ろのタイヤ２本が外れ、このうち１本が対向車線を走っていた別のトラックの前方に衝突しました。

この事故によるけが人はいません。

トラックの運転手は「ガタガタとなって、すぐにタイヤが外れた」と話しているということです。

相次ぐタイヤの脱落事故を受け、国土交通省はー

（斉藤鉄夫国交相）「重大な事故につながる危険なものであると考えている。全国のトラック事業者等に対して、タイヤ取付状況の一斉点検の実施を指示した」

警察は、今回の事故でトラックのボルトが折れていないことから、ナットが緩んでいた可能性もあるとみて事故の原因を調べています。