「いじめと自殺との因果関係 認められる」北海道旭川市・いじめ問題の再調査結果を公表
旭川市のいじめ問題で当時中学2年だった廣瀬爽彩さんの自殺といじめとの因果関係が認められるとする再調査結果が公表されました。
(旭川市いじめ問題再調査委員会 尾木直樹委員長)「いじめのトラウマやフラッシュバックが影響してずっと尾を引いて長期間にわたって彼女を苦しめていたということがつぶさにわかるんです」
旭川市の公園で2021年、当時中学2年生だった廣瀬爽彩さんが凍死した状態でみつかった問題で、再調査委員会はきょういじめと自殺の因果関係を認定する調査結果を市長に報告しました。
調査報告では「いじめ被害が当該生徒の自殺の主たる原因であった可能性が高くいじめ被害が存在しなければ、当該生徒の自殺は起こらなかった」と指摘しました。
一方、おととし公表された市教委の第三者委員会がまとめた最終報告書とみられる文書が黒塗りが外れた状態でインターネット上に流出する事態を受け報告書の提出は見送られました。
最終報告書ではいじめと自殺の因果関係は「不明」とし遺族側が反発。市が再調査を実施していました。