JR手稲駅や北海道科学大学周辺に新駅 地下鉄東西線の延伸を要望 札幌市長「慎重な対応必要」
札幌市営地下鉄・東西線の手稲区への延伸実現を目指す地域の団体が、秋元市長に署名と要望書を提出しました。
JR手稲駅や北海道科学大学周辺まで地下鉄東西線の延伸を求めています。
要望書を提出したのは、手稲区の町内会や北海道科学大学などで構成する、地下鉄東西線手稲区延伸期成会連合会です。
要望書とともに、これまで集めたおよそ2万8000人分の署名が秋元市長に手渡されました。
(地下鉄東西線手稲区延伸期成会連合会 平川登美雄会長)「地下鉄手稲駅を経由し、道道下手稲線まで延伸し、北海道科学大学のキャンパス周辺に駅を設置するのが望ましいかと考えております」
現在、地下鉄東西線の西の終点は西区の宮の沢駅です。
連合会ではこれを手稲区まで延伸することを求めています。
(阿部記者)「要望書には手稲駅、そして科学大の近くに駅を設置する計画が載せられていました」
要望書では、地下鉄東西線を手稲区まで延伸し、JR手稲駅や北海道科学大学の周辺に新しい駅を設置するように求めています。
北海道科学大学では現在、学生の通学手段はJR手稲駅からの公共交通機関のバスに限られています。
周辺ではバスの減便も続いているため、通学や通勤をはじめとした住民の生活に支障が出ているといいます。
(大学生)「だいたいJRが止まってバスもみんな乗って乗れない状態になるので、冬の方が行き難いので大変」
(周辺の住民)「歩いて行くのも手稲駅しかないので遠いし、バスも本数があればいいですけれどもそんなに本数がないので(大変)」
今回の要望をうけ札幌市の秋元市長は・・・
(秋元克広札幌市長)「地下鉄の整備に関しましては多額の費用を要します。また、手稲方面にはすでにJRが配置をされておりますので、慎重な対応が必要であると考えております」
路線バスの減便も続いているなか、手稲区では利便性の高い地域の公共交通ネットワークの再構築を求める声が高まっています。