北海道・富良野警察署は2024年10月13日から14日にかけて、架空料金請求詐欺事件が発生したと発表しました。

被害にあったのは、上川総合振興局管内に住む50代の女性です。

警察によりますと13日、女性のスマートフォンに「NTTの社員を名乗る男」から「昨年の9月からの未納料金約30万円がある。振り込みしなければ差押えなどの法的措置をとる」などと電話があり、女性は指定された口座にコンビニのATMから現金約30万円を送金したということです。

さらに、14日には「内閣府セキュリティセンターを名乗る男」から「サイト利用の未納料金約50万円がある。支払わなければ差押えなどの法的措置をとる」などと電話があり、女性は指定された口座に銀行のATMから現金50万円を送金、2回にわたり合計約80万円をだまし取られました。

女性はその後、送金した旨を知人に話したところ、知人から「詐欺だ」と指摘され、警察に連絡したことで事件が発覚しました。

女性は男らから「警察や知人に相談するな」と指示されていたということです。

警察は「未納料金の支払いを要求された場合は振り込みの前に警察や知人、警察相談専用電話＃9110に相談してほしい」と注意を呼びかけています。