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緊迫の生々しいやり取りがここに…実録・逮捕の瞬間 逃げ得許すまじ 北海道警執念の捜査

2024年2月21日 18:37
緊迫の生々しいやり取りがここに…実録・逮捕の瞬間 逃げ得許すまじ 北海道警執念の捜査

警察「令和6年2月19日午前7時3分、逮捕状に基づいて通常逮捕します」

札幌市内に住む20代の男が2024年2月19日に逮捕されました。

男「これからどこか行く?」

警察「そうですね。これから警察署にいって、話聞いてから、検察庁に行くから」

男「え、ちょっと待って」

逮捕されたその理由とはー

19日午前7時、札幌市内のアパートを警察官が訪ねました。

この男は、半年以上にわたって信号無視の反則金の支払いを拒んできたのです。

(恩田記者)「男性は交通量の多いこちらの交差点で赤信号を無視し、そのまま直進したということです」

2023年7月、札幌市東区の創成川通で赤信号を無視する、交通違反をした男。

反則金9000円が科せられましたがすぐに支払わず、その後、裁判所からの7回の呼び出しにも応じてきませんでした。

警察「どんな事案か覚えてる?」

男「信号無視でしたっけ…」

警察「何回も呼び出ししていて、出頭にも応じてくれないよってことで来たんだけど、理由ってあったんだろうか?」

男「体調不良が大きい理由です。最近まで旭川のほうに、実家に帰っていて」

男は、体調不良を言い訳に支払えなかったと説明。

しかし道警は、男の反則金の踏み倒しともとれる一連の行動を悪質と判断し、今回逮捕に踏み切ったのです。

警察「令和6年2月19日午前7時3分、逮捕状に基づいて通常逮捕します」

落ち着いた様子でしたが、逮捕されるとなり突如、焦り始めた男。

警察「持ち物についても預かります」

男 「ちょっと待ってください、ちょっと待ってください、じゃあここで電話する」

警察「僕たちはさんざん待っているから。電話はできない、逮捕するから」

男 「(部屋の)中にいる人に、え、ちょっと待って」

警察「僕たちはさんざん待ってるから」

男 「すみません」

警察「落ち着いて」

男 「ここでお支払いとかってできますか」

警察「出来ないです。これから警察署に行ってお話聞いて、そのあと私たちと裁判所に行くから、そこで払ってもらうから」

金銭的な余裕はあったようですが、時すでに遅しー

反則金の未納は逮捕されます。

逃げることは絶対にできません。

警察「いままで何回呼び出されてた?」

男 「記憶にない」

警察「記憶にないくらいたくさんあるよね」

男 「はい。すいませんでした」

現在、札幌市内には交通違反の反則金を支払わず、複数回呼び出されている未納者が17人いるといいます。

「逃げ得」は許さない―。

道警は今後も「正当な理由無く呼び出しに応じない未納者は積極的に逮捕していく」としています。