幼稚園の敷地 雪の上にくっきりクマの足跡 札幌市南区で計4か所発見 同じ個体か
札幌・南警察署は27日午前8時半ごろ、札幌市南区の幼稚園の敷地でクマの足跡を発見したと発表しました。
クマの足跡が見つかったのは、札幌市南区石山にある「森の幼稚園」です。
午前8時半ごろ、幼稚園の職員が敷地内にある雪の積もった畑の上にクマの足跡を見つけ、札幌市に連絡しました。
畑は幼稚園から100メートルほと離れた場所にあり、クマの足跡が見つかったのは初めてだということです。
警察と市の職員が現場に向かいましたが、クマの姿は確認できませんでした。
幼稚園には73人の園児が在籍していますが、足跡の発見を受け、28日の外遊びを中止しました。
札幌市によりますと、クマの足跡は前足の幅が13センチほどで、メスの成獣かオスの若い個体ではないかということです。
南区では27日から28日にかけて、札幌芸術の森美術館周辺や石山など、幼稚園も含めて計4か所でクマの足跡が見つかっていて、足跡の大きさなどから同じ個体とみられています。