「初めて日本で食べられる生のクジラ肉!」社長も“被り物”で太鼓判!吉岡記者も旨さに驚嘆!
商業捕鯨の再開から6年目を迎えていますが、2024年から捕獲対象に追加されたナガスクジラが水揚げされました。
はたしてクジラの肉の需要拡大につながるでしょうか?
和牛の霜降り肉のような見事なサシが入っているのはー
ナガスクジラの肉です。
2024年12月11日、北海道に上陸しました。
(吉岡記者)「ことし操業が始まった捕鯨母船が石狩湾に入港します。その名も関鯨丸。いま北海道に初めてやってきます」
11日に入港した関鯨丸の全長は、なんと112.6メートル。
ここまでの大きさが必要な理由。
それは水揚げするクジラにありました。
船に引き上げているのは、クジラの中では大型の70トン級のナガスクジラです。
船内には引き上げから解体、そして冷凍保管まで一貫して行うことができる最新設備を備えています。
さらに、自力で100キロ以上飛行できるドローンも搭載し、広範囲でクジラを探して捕獲に繋げます。
クジラの被り物で登場した「関鯨丸」を所有する会社の社長が強調したのは、ある日本初の試み。
(共同船舶 所英樹社長)「国産でとったナガスクジラの生肉。初めて日本で食べられる生肉でございますのでご賞味いただきたい」
先週根室沖で獲れたばかりの冷凍しないナガスクジラの肉が、12日から札幌市中央卸売市場に並びます。
(吉岡記者)「人生初のクジラ肉いただきます。赤身肉ですが脂の甘さを感じます。口の中でとろけます。すごく美味しいです」
ナガスクジラが商業捕鯨の対象に追加されたのは2024年からです。
これまで捕獲可能だったのは、ミンククジラなど小型のクジラだけでした。
生息数を守りながら大型のナガスクジラを捕獲し、より多くのクジラ肉を流通させることが狙いです。
(共同船舶 所英樹社長)「北海道の皆さまにクジラのおいしさを十分に知っていただいて、クジラの需要を喚起していただければ」
商業捕鯨の再開から6年目。
クジラの肉の消費拡大へ向けて、ナガスクジラの肉に関係者は大きな期待を寄せています。