路面電車の旧型車両に自動ブレーキ装置導入 運転士不在で走行する重大インシデント受け 札幌市
札幌で去年12月、路面電車が運転士不在の状態で走行した問題をうけ、札幌市と交通事業振興公社は、新型車両にしか備えていない自動ブレーキ装置を旧型車両にも導入することを決めました。
札幌市などによりますと、自動ブレーキ装置が導入されるのは旧型の路面電車22両です。
去年12月、札幌市の中島公園通停留場で停車中の旧型車両が、運転士不在の状態でおよそ20メートル走行し、赤信号の交差点に進入しました。
接触事故はなくけが人もいませんでしたが、国土交通省は事故につながりかねない重大インシデントに認定しています。
市と交通事業振興公社は、旧型車両への自動ブレーキ装置の導入を含め、再発防止策を2日午後に公表します。