【続報】中学校で個人情報流出…当該生徒の保護者が独白 診断ないのに「ADHD」と資料に記載
札幌市の中島中学校で、生徒の個人情報が書かれた資料が、ほかの生徒が閲覧できる状態で放置されていたことが分かりました。
資料には事実と異なる文言もあり、個人情報が流出した生徒の保護者は、学校への不信感を募らせています。
個人情報の流出があったのは札幌市の中島中学校です。
札幌市教育委員会によりますと、2024年5月16日に、教室の教卓の上に複数の生徒の個人情報が書かれた資料がファイルにはさまれた状態で放置されていたのを生徒が発見しました。
教諭がすぐに回収しましたが、複数の生徒が資料の内容を見たということです。
資料は生徒の指導や支援を目的に学校が作成したもので、数日前から置かれていました。
個人情報が流出した生徒の保護者です。
資料には事実と異なる文言も含まれていて、学校から謝罪をうけました。
(記者)「実際にADHDという事実は?」
(情報流出した生徒の保護者)「ないですね」
資料にはこの生徒に対して、医師の診断がないにもかかわらず、注意欠陥・多動症を意味する「ADHD」と記載されていたといいます。
(情報流出した生徒の保護者)「何をもってというところが疑問なのと、そういう傾向があると思うのは先生の勝手というか、主観なので。それは職員同士でというか、会社としての、組織として子どもに見せるものではないですよね、間違いなく。二度と起こってほしくないことですし、せっかく楽しく学校に行っているので、そういうことひとつで学校に行きたくないとか何がきっかけでそうなるか分からないので」
市教委はSTVの取材に対し「短い文言で書き方が荒くなってしまった部分もある。情報管理のあり方も含めて学校に指導している」などと回答しましたが、流出の詳しい経緯は明らかにしていません。