新潟市は11月10日に市内の路線バスが乗り放題になる「バス無料デー」を企画しました。始発から最終まで何度乗っても無料というお得なイベント。どんな狙いがあるのでしょうか。

新潟市が開いた29日の会見。

「当日、バスの正面にこのような表示を提示しますので、ご確認の上、ご乗車いただければと思います」

11月10日・日曜日に行われる「新潟市内バス無料デー」。

市内を走る6つのバス事業者が参加して初めて企画されました。

対象となるのは市内で運行するすべての路線バスです。

回数に上限は無く、誰でも利用でき、この日は始発から最終まで何度でも乗り降りできます。

例えば、新潟駅からマリンピア日本海へ。通常は往復520円かかるところ無料に。

新津駅から紅葉の名所・秋葉区の「中野邸記念館」へ。往復600円かかるところ、これも無料！

空港リムジンバスや高速バスなどは対象外となりますが、発着地のどちらかが新潟市内であれば市外をつなぐバスも無料の対象です。

当日は整理券の受け取りやICカードをタッチする必要はなく、そのまま乗って降りることができるといいます。

利用者数の伸び悩みが課題となっている「路線バス」。

運行を今後も継続していくために市は無料デーをきっかけに利用を促したい考えです。

〈新潟市　鈴木浩信 都市政策部長〉
「自宅や目的地に近いバス停の位置、バスによる行き方、時刻を調べるなど多くの方からバスの乗り方を体験していただき、今後のバス利用の増進・利用転換につながっていくことを期待している」

無料デーをきっかけに市民の移動手段に変化は起こるのでしょうか？

バス無料デーは11月10日です。