進化を続ける回転寿司“デジタル化”に“回る”ことへのこだわりも 《新潟》
手軽なおいしさに選ぶ楽しさなどで人気の回転寿司。それぞれのチェーンが工夫を凝らしてお客さんを喜ばせています。デジタルを活用し、進化を続ける回転寿司。一方で“回る”ことへの変わらぬこだわりもありました。
11月15日、リニューアルオープンした新潟市中央区の「スシロー 新潟女池店」。
新たな店舗には県内初となる最新技術が使われています。
それが…新型のデジタルビジョンと回転レーンを融合させた「デジロー」。
従来はテーブルのタッチパネルから注文していましたが「デジロー」ではデジタル上のレーンを寿司が流れるように。
流れる寿司からネタを選ぶ…回転寿司本来の楽しさをデジタルで体感できるようになりました。
(リポート)
「いまお寿司がレーンに乗って手元に届きました。とてもスムーズに注文することができました」
メニューを表示し、複数の人が同時に注文できるほか注文すると景品がもらえるゲームに挑戦できるなど楽しい機能も追加されています。
〈スシロー新潟女池店 川俣洋子店長〉
「(お客さまからは)新たなお寿司に出会えて嬉しい。お子さまだけでなく大人のお客さまからもゲームができて楽しく食事ができるというお声をいただいております。ぜひ皆さまでデジローを体験し、うまい寿司とともにお楽しみいただきたい」
◇
一方、デジタルで“回す”店もあればこれまで通り、リアルで“回す”店も。
「くら寿司 新潟紫竹山店」です。
作られた時間やレーンに流れている時間などを二次元コードで管理し、細かく分析します。
デジタル技術を活用しながら品質管理を徹底することで廃棄の削減にも…リアルに回る寿司にこだわり続けてきたといいます。
〈客は〉
「実際自分の目で見て流れているのを見ると楽しめますし、衛生面もこういうカバーつけてもらっているのでそんなに心配なく食べられるかなと思います」
〈くら寿司 広報部 小山祐一郎さん〉
「お店に来るからこそ楽しめるエンターテインメント性でいうと、やっぱり回転寿司の強みっていうのは何よりもお寿司が回ってくること。注文レーンももちろんありますけど、回転レーンでのご提供も維持していくことでお客さまのニーズにお応えしていきたい」
進化を続ける回転寿司。
味はもちろん、店で過ごす時間も楽しんでほしい。
お店の心意気は変わらないようです。