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【衆院選】有権者の声に耳を傾ける シリーズ「一票の先に」② 人口減少 県内から首都圏へ人口流出が続くなか若い世代が政治に期待すること 《新潟》

2024年10月18日 19:40
【衆院選】有権者の声に耳を傾ける シリーズ「一票の先に」② 人口減少 県内から首都圏へ人口流出が続くなか若い世代が政治に期待すること 《新潟》

10月27日は衆議院選挙です。
有権者の声に耳を傾けるシリーズ「一票の先に」。
今回は「人口減少」についてです。

県内では首都圏などへの人口流出が増え続けています。若い世代が政治に期待することとは。


新潟市西区の新潟大学です。

この日の講義のテーマは「自分の将来について考える」。
県内企業の担当者が仕事の魅力などを伝えます。

学生に将来について聞いてみると……。

<学生>
「県外で働こうと思っています」
「入りたい企業がありましてそれが東京にある、東京で働こうと思っています」

<学生>
「東京の方が充実しているかなと、友達も多く東京に進学していてそのまま就職するということなので」

東京での就職を考えている学生も多くいました。
新潟県の人口はおよそ210万人。この30年で40万人ほど減少しました。

特に顕著なのが首都圏への流出。
ことし3月の1か月間、県外から転入してきた人は約4900人、一方で転出した人は1万人ほどでした。
深刻な人口減少……。

そうした中、新潟にやって来る人も……。

青森県出身のこちらの男性。都内で会社を経営しています。

社員は全員、リモートワークで、顔を合わせるのは年に2回ほどだといいます。

【都内で会社を経営 田村広流さん】
「子育てとかの面を含めて新潟にいた方がもろもろとメリットが ありそうだなということでこっちに来て」

9年前に東京から妻の実家がある新潟市秋葉区にIターンしてきました。

理由のひとつが東京の人の多さ……。
一極集中が進み、このままでは地方ならではの良さを伸ばせない環境になるのではと考えるようになったといいます。

それでも、新潟に来て感じたのが「働き口」の少なさでした。

【都内で会社を経営 田村広流さん】
「ここでもっとお金を稼げる選択肢があるとか、そこに苦労しないということがとても大切だと感じているので、そういった未来を見据えて、今からそこを支援していけるような政策を打ち出している政党を応援したいなというふうに思っています」


新潟大学の学生です。
望むのは新潟にもっと魅力的な企業が増えること……。

【学生】
「新潟にもっと魅力的な企業が増えるか、新潟にある魅力的な企業をもっと発信していけば、新潟に残ってくれるんじゃないか」

【学生】
「若者も含めて地域に住んでいる人がなにを欲しているのか、そこをもっとみて実用的な政策をしてほしい」
「自分たちのためになったり自分たちのために動いてくれる人に1票を投じようと思います」

若い世代が住みたいと思える新潟になるように……。
そんな思いを1票に込めます。