幼なじみの絆が命を救いました。

田んぼで倒れて動けなくなっていた高齢女性を助けたとして魚沼市の小学生2人に感謝状が贈られました。

17日、警察と消防から感謝状が贈られたのは広神西小学校の6年生、橘桐真（とうま）さんと佐藤蒼介（そうすけ）さんです。

9月14日の午後、一緒に遊ぶため蒼介さんの家に向かっていた桐真さん。
その途中、田んぼで倒れて動けなくなっていた90代の女性を発見しました。

≪魚沼市立広神西小学校6年　橘桐真さん≫
「すぐそこです」

≪魚沼市立広神西小学校6年　佐藤蒼介さん≫
「こんな感じで寝転がっていた　倒れていました」

息が荒く、苦しそうな様子だったという女性。
状況を知り、現場に駆け付けた蒼介さんが女性に付き添います。

≪魚沼市立広神西小学校6年　佐藤蒼介さん≫
「頭がこんがらがってなにもできませんでした。だけど途中からまず話しかけてみて反応がなくて桐真さんに頼んで『誰かに助けを求めてくれ』って」

その後、桐真さんが助けを求めた近所の住民が１１９番通報。女性は病院に運ばれましたが命に別条はありませんでした。

同じ保育園に通い、小学生になっても仲良しの2人。
幼なじみの絆を生かした連係プレーが女性の命を救いました。

≪魚沼市立広神西小学校6年　橘桐真さん≫
「一人で助けられるか心配だったので蒼介さんも呼びに行って一緒に助けました。自分がいいことしてよかったなと思いました」

≪魚沼市立広神西小学校6年　佐藤蒼介さん≫
「助けを呼んでいるようなことがないか毎日毎日みながら生活していきたいと思います」

2人は「これからも困っている人がいたら助けたい」と話していました。