日暮れにゾロゾロ…カニの大行進 ランナー「足の踏み場もない」いったいなぜ? 《新潟》
草むらから次から次へと姿を現すカニ。ゾロゾロ…数え切れません。
こちらの動画や画像は、6月下旬に新潟市北区を流れる阿賀野川の近くで撮影されたものです。
撮影者の男性によると夜7時、河川敷を走っていた際、草むらから多数のカニの姿が。
川の方向に向かって次から次へと道を横断していったといいます。
目撃した男性
「100匹以上。どんどん増えて足の踏み場が無いくらいでした」
男性は普段から早朝や日中にこの河川敷を走っているといいますが、カニと遭遇するのは今回が初めてだったといいます。
新潟市水族館マリンピア日本海によりますと、このカニの名は「クロベンケイガニ」。
主に陸地で生活するカニです。幼生は水中で成長し、カニの形になると上陸して陸上生活に移ります。
日中は土手に掘った穴の中に潜んでいることが多いといいます。
新潟市水族館マリンピア日本海
「水場から離れて活動していたところ、人 (外敵) が来たので、水際に向かって逃げているところではないかと思われます。また、夜行性のカニなので、ただ単に夕方になったため、活動しに出かけているだけかもしれません」
クロベンケイガニのメスは夏が繁殖期でこの時期に幼生を放出するために水辺に向かうといいます。
夏の夜、河川敷に行けば、カニの大群に遭遇できるかもしれません。