岩手県沿岸でまた山火事です。陸前高田市で25日発生した山火事は、26日正午に「鎮圧」となりましたが、今度は隣の大船渡市で新たな山火事が発生し、現在も消火活動が続いています。大船渡市内では、複数の地区で山火事と住宅火災が発生しています。

26日午後、大船渡市赤崎町合足（あったり）の水門付近で、新たな火災が発生しました。大船渡市は、午後1時11分に防災無線で市民に火災を周知し、午後2時14分に市内三陸町綾里地区の全域、850世帯2060人と赤崎町合足（あったり）地区23世帯54人に避難指示を出しました。

警察によりますと、大船渡市内の合足（あったり）、小路（こじ）、田浜（たはま）、3つの地区で山火事が発生し、建物火災が複数発生していて、警察が避難・誘導にあたっています。飛び火か、同時多発的な火災かは不明です。

また市内三陸町綾里と赤崎町の200軒では火災の拡大を防ぐため、計画的に停電が行われています。大船渡市で19日から山火事が連続で3件発生しています。