観測史上最大積雪の青森県弘前市で“大型倉庫の屋根40m落ちる” 強烈な居座り寒波で農道除雪が進まない現状も明らかに…
おととい積雪が観測史上最大の160センチを記録した弘前市では、大型倉庫の屋根が雪の重みで陥没する被害が発生しました。
屋根の大部分と壁の一部がおよそ40メートルに渡り破損しましたがけが人はいませんでした。
また市は農道除雪の進ちょく状況が全体の3割と思うように進んでいない現状を明らかにしました。
市は農道の除雪をいつもの年よりおよそ1か月前倒しして先月23日から行っています。
ただ総延長358キロのうち終了したのが業者への委託分64キロと、市が行っている46キロの併せて110キロだということです。
いつもの年であれば2、3週間で終えるということですが、ことしは強烈な居座り寒波による大雪で生活道路の除雪を優先して行っているため、遅れが生じているということです。
★弘前市 櫻田宏市長
「農道の除雪をするとまたドカ雪があって一般道路の除排雪に回る今回は両方同時に進めるということで、ひじょうに難しいところであり」
「努力できるかぎりの努力をしてきています」
また市は自主的な農道などの除雪に対して経費を補助する事業を行っています。
ことし補助率を2分の1から3分の2に引き上げたところ、申請件数が去年の2倍の30件に増えたということです。
櫻田市長は補助事業を活用するなどして、1日でも早く園地に行ってほしいとりんご農家に呼びかけています。