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「損失を補填しなければ裁判」 投資話で暗号資産1億円以上だまし取られる 新潟県内60代女性が特殊詐欺被害 ≪新潟≫  

2024年12月18日 16:00
「損失を補填しなければ裁判」 投資話で暗号資産1億円以上だまし取られる 新潟県内60代女性が特殊詐欺被害 ≪新潟≫  

架空の投資話をもちかけられ、暗号資産合わせて1億386万円相当をだまし取られるSNS型投資詐欺被害が発生しました。

被害にあったのは新潟県内に住む60代の女性です。

警察によりますと4月中旬ごろ、女性はスマートフォンを閲覧中にSNSに記載された「投資してみませんか」という広告に興味を持ちました。

連絡先を登録したところ、外国人と思われる女性や海外証券会社の社員を名乗る男などから電話があり、Web会議システムなどを使って連絡を取り合い、クレジットカード決済で3万円投資しました。アプリ上、利益が出ていたといいます。

その後、さらに「必ず儲かる投資がある」など説明をうけてさらに投資することになり、暗号資産取引用の口座を開設。投資後、出金しようとした女性に対し、投資を持ち掛けた人物は「損失が出ている。損失を補填しなければ裁判」などと話して、さらに暗号資産を送信するよう要求し、結果5月から9月13日までの間に計1億383万円相当の暗号資産を指定されたアドレスに送信し、だまし取られたということです。
勧められていれたアプリ上は利益が出ているのに、金が引き出せないことから9月17日、警察に相談し被害が発覚しました。

「確実に儲かる」は必ず詐欺

警察は「SNSのダイレクトメッセージの投資話は詐欺を疑ってほしい。また“確実に儲かる”“あなただけに教える”などの文言は必ず詐欺。アプリを検索して確認するようにしてほしい」と呼びかけています。

最終更新日:2024年12月18日 16:16