「あきれるような事案続く」 柏崎刈羽原発で薬物検査に誤り 知事が憤りをあらわに《新潟》
東京電力・柏崎刈羽原発で明らかとなった薬物検査をめぐる問題で花角知事は「あきれるような事案が続いている」と憤りをあらわにしました。
この問題は柏崎刈羽原発で10月、違法薬物の検査で「陽性」とされた社員が核物質防護区域に立ち入ったものです。検査を担当した社員が見誤り許可していたことが原因で、その後の検査では「陰性」だったため偽陽性とみられています。核物質防護区域は核燃料を扱うエリアで立ち入りが厳しく制限されています。
柏崎刈羽原発の稲垣武之所長は24日、「ヒューマンエラーが原因だ」と釈明しました。
稲垣武之所長
「個人のせいにするとういうものでは決してございません。我々の仕事のやり方、教育訓練の在り方も含めてどんどん改善をしなければいけないと考えているところであります」
これに対し、花角知事は。
花角知事
「もう3年前からあきれるような事案が続いています。しっかり是正してもらいたい」
原子力規制委員会はチェック体制が不十分だったとして安全上の重要度で4段階のうち最も軽微な「緑」の評価を下しています。