石破首相が誕生 山積する課題に県民は 早期の衆院解散…総選挙へ準備も急ピッチ 《新潟》
新たな総理大臣に自民党の石破茂総裁が指名され、10月1日夜、新内閣が発足します。新たな政権に何を求めるのか県民の声を聞きました。一方、衆議院の解散総選挙まで1か月を切る中、県内でも準備が急ピッチで進められています。
10月1日開かれた臨時国会。
「石破茂君を内閣総理大臣に指名することに決まりました」
自民党の石破茂総裁が第102代の内閣総理大臣に選ばれました。
夕方、首相官邸に入った石破首相。石破内閣を支える大臣たちも続々と姿をみせました。
(リポート)
「新たな首相の誕生、そして解散総選挙を控える今、街の人は何を望むのでしょうか」
〈街の人〉
「(石破新首相には)物凄く期待している。お金で動くとか人を集めてパワーで動くというやり方でなくて論理に基づいて誰に媚びることなく自分の思うことをやってほしい」
〈街の人〉
「自民党を再生させること。野党につけ込まれているようではだめ。カネの問題、清廉潔白でいなければいけない」
〈街の人〉
「どうしても“物価が上がる” “少子高齢化になる”など、マイナスな話が多いので将来に希望が持てる話を聞きたい」
〈街の人〉
「私たちの世代は年金がもらえるのか、仕組みを改善するのか、新たに別の制度を作るのか対応してほしい」
国会召集を前に9月30日、“異例”とも言える発言をした石破首相。
〈自民党 石破茂総裁〉
「新政権はできる限り早期に国民の審判を受けることが重要であると考えており、諸条件が整えば10月27日に解散総選挙を行うと考えております」
10月9日に衆議院を解散し、15日公示・27日投開票の日程で総選挙を行う方針を明らかにしました。
(リポート)
「秋葉区にある自動車整備工場では選挙に使う街宣車の準備が急ピッチで進められています」
候補者が選挙活動をする上でなくてはならない街宣車。
新潟市秋葉区にある整備工場ではレンタルを行っています。
総選挙への立候補予定者からすでにレンタルの依頼があり、現在はフレームの制作などを急ピッチで進めているといいます。
〈ファイブワン新津本町店 原山徹 店長〉
「すぐに解散はしないと言っていたので私どももびっくりしている。車の安全安心、選挙期間のトラブルがなく動いていただけるよう整備して、選挙を無事に戦っていただければ」
石破首相の方針について街の人は…
〈街の人〉
「民意を明確にしてから総選挙をすると言っていたのに(総裁に)なったらこれかよ。有権者はそんなことを望んでいないでしょ」
Q)解散総選挙について
〈街の人〉
「早い方がいい。(何事も)早い政治、皆さんに喜んでもらえる政治ができれば」
〈街の人〉
「選挙する機会があるなら投票は行くがまだまだ知識不足だと思う。『今後こういう風にしていきたい』という明るい話を聞けると嬉しい」
山積する課題、野党にどう臨むのか…
政局をにらみながら1日夜、石破新内閣が発足します。