新潟市の買い取り専門店に押し入り強盗未遂の罪などに問われている男の初公判が開かれました。名古屋市から足を運び犯行に及んだ男。変装に選んだのは黒ずくめのあのキャラクターでした。

この事件はことし6月、男が新潟市中央区の買い取り専門店に押し入り、店員に刃物を突き付けて現金を奪おうとしたものです。

その後、逮捕され、強盗未遂と盗みの罪に問われているのは名古屋市に住む20歳の設備工、長友龍斗被告です。

4日、新潟地裁で開かれた初公判。

検察側は冒頭陳述でこう指摘しました。

“被告人は指示役からの指示を受け『ショッカー』というキャラクター様の衣装を用意した”

仮面ライダーの敵で、黒づくめの格好が特徴のショッカー。

その姿に変装し犯行に及んだという長友被告。

誰からそう指示を受けたのでしょうか？

検察
　“『闇バイト』に応募し『テレグラム』を通じて指示役と連絡を取るようになった”

検察側は生活費や借金返済の資金を工面するため、いわゆる闇バイトに応募したと指摘。

その上で、名古屋市からレンタカーで新潟市まで訪れ、ドラッグストアで包丁を盗んだのち、買い取り専門店に押し入ったと述べました。

ショッカーに変装した長友被告。

包丁を手に「金を出せ」などと脅しましたが、店員から「現金はない」と言われると「分かった、帰る」と話し、その格好のまま何も取らずに逃走したということです。

4日の初公判で認否を問われると・・

長友被告
“間違いありません”

起訴内容を認めました。

闇バイトを通じてショッカーに変装し犯行に及んだ長友被告・・。

次の裁判は10月11日に予定されています。