珍しい魚「ヤリマンボウ」 新潟市の水族館で展示 愛きょうのある表情が特徴《新潟》
新潟市の漁港に珍しい魚が漂着し水族館で展示されています。愛きょうのある表情が特徴的なこの魚は?
平べったい体にまん丸の目。おちょぼ口でなんとも愛きょうのある表情。
Q)硬い?柔らかい?
子ども)「ちょっとかたい」
母親)「触ってみる?」
子ども)「……」
新潟市水族館マリンピア日本海です。
(リポート)
「ありました!ありました!ヤリマンボウの冷蔵展示。大きいですね」
展示されていたのはヤリマンボウです。
体長は1メートル25センチ、体重は約90キロ。
舵びれの中央部がヤリのように尖っていることからその名がつきました。
水族館によると12月16日、巻漁港に死んだ状態で漂着。
本来暖かい海に生息している魚のため寒さに耐えられず死んだものとみられています。
実物を前に子どもたちは。
〈子ども〉
「目の周りちょっとやわらかい」
「こっちもかたい、歯もかたい」
これまでにも県内に漂着した例はあり、はく製にされたものを水族館で見ることができます。
今回は状態が非常に良かったことから氷を敷き詰めた冷蔵の状態で展示しています。
〈新潟市水族館マリンピア日本海 井村洋之さん〉
「ほとんど傷んでいないので海で泳いでいた時と同じ状態でみることができます。体表の模様とかも残っていますのでそういうのははく製では残らないと思います」
沖合に生息し、人目に触れる機会の少ないヤリマンボウ。水族館は状態が良ければ週末まで展示を続けたいと話していました。