東京電力の幹部が花角知事と面会 東電社長「1日も早い再稼働を」《新潟》
東京電力の幹部が県庁を訪れ花角知事と新年の挨拶を交わしました。東京電力は報道陣に対し、柏崎刈羽原発を再稼働させる意義を強調しました。
21日、午前。花角知事が迎えたのは東京電力の小林喜光会長です。去年は能登半島地震が起きたため2年ぶりの面会です。
〈東京電力 小林喜光会長〉
「知事をはじめ県民の皆様の信頼を獲得しないと何も始まらない。いろいろ苦戦しながらも頑張っている」
東電側は地元の理解を得たうえで原発を再稼働しようとしています。一方の県側は地震や大雪の時の避難について政府へ要望も行っていますが、再稼働の議論には慎重な姿勢です。
〈花角英世知事〉
「(県民の)不安は万が一の災害が起きた時、雪の時期ですよね」
〈東京電力 小林喜光会長〉
「信頼を壊すのは1日、執行部とともに心を入れ替えて頑張りたい」
テロ対策の不備が相次ぎ、2023年まで2年半以上、事実上の運転禁止命令が出されていた東電。再稼働の意義を強調しました。
〈東京電力 小早川智明社長〉
「化石燃料に依存している体質を少しでも下げるためには1日も早い再稼働を」
東電の幹部は22日、柏崎市長と刈羽村長と面会する予定です。