時代劇ドラマ「はぐれ鴉」物語の舞台の大分県竹田市でロケ 主演・神尾楓珠さんなどのトークイベントも
TOSテレビ大分が開局55周年を記念して制作する時代劇ドラマ「はぐれ鴉」。11日は物語の舞台となる大分県竹田市でも撮影が行われました。
また、大分でのロケにあわせて竹田市内では主演の神尾楓珠さんなどの出演者が参加するトークイベントも開かれました。
TOSが制作するこの時代劇ドラマは、2023年に大藪春彦賞を受賞した赤神諒さんの小説『はぐれ鴉』が原作で、江戸時代の竹田市を舞台に繰り広げられる復讐劇です。
10日から大分県内でのロケが始まり、11日は物語の舞台となる竹田市で撮影が行われました。
このうち、岡城跡で行われたロケでは神尾楓珠さんが演じる主人公の山川才次郎と森田甘路さん演じる藩士の小津主水がやりとりするシーンなどの撮影が行われました。
また11日夜、竹田市内では神尾さんと森田さん、ヒロイン役の山本千尋さん、そして、山下智彦監督の4人が参加してトークイベントが開かれました。
この中で、原作の印象について聞かれた山下監督は「規模の大きな小説」と答え、「原作の壮大さにより近づけるようにしたい」と語りました。
初の時代劇出演となる神尾さんは「右も左もわからない状況の中で今、演じている」と率直な心境を明かし、「僕が思うように演じて、違ったときは監督が『違う』と言ってくれるので、監督に全てを預けている」と語りました。
これまでの役ではアクションシーンも多かった山本さんは、今回のドラマで主人公のかたきの娘である英里を演じてみて、「おしとやかで新鮮。新たな勉強をさせてもらっている」と話していました。
また、森田さんは自身が演じる小津主水については「チャーミングでちょっとドジ」なキャラクターだとし、作品の中で「ほっとしてもらえる」存在だと紹介していました。
そして、最後に意気込みについて聞かれた神尾さんが「この作品を大分の皆さんに愛してもらえるように真ん中に立って頑張っていきたい」と述べると、会場から大きな拍手が送られていました。
このドラマでは、かたき役の玉田巧佐衛門を椎名桔平さんが演じるほか、大分県出身の財前直見さんなど豪華キャストが出演し、2月にかけて京都でも撮影が行われる予定です。
TOS開局55周年記念時代劇ドラマ「はぐれ鴉」は2025年7月放送予定です。