八潮市陥没事故、埼玉県が初の住民説明会 揺れや下水の臭いなどに質問
先月、埼玉県八潮市で起きた陥没事故で、県は事故後、初めて周辺住民に向けた説明会を行いました。
埼玉県・大野元裕知事「皆様のご要望を丁寧にお伺いしながら、工事等を進めていく所存です」
先月28日、八潮市で起きた道路陥没事故を受け、埼玉県は22日、事故現場周辺の住民向けの説明会を事故後、初めて行いました。
84世帯・120人が参加し、県からは事故の経緯や、いまも安否のわからないトラック運転手の捜索に向けたバイパス工事の手順などが説明されました。
参加した住民からは、避難指示が解除され、自宅に戻った後も工事による揺れを感じ続けていることや、下水の臭いがすることなどについて質問が出ていました。
県は、こうした問題について「生活環境として、いずれも数値上は問題ないとデータが出ている」とし、「個別の問題については専用窓口で対応していきたい」と説明していました。
また、県は補償についての具体的な方針を速やかに検討していくとしています。