立秋も…連日続く「危険な暑さ」 サーモグラフィーで検証 外のベンチやベビーカーは何度に? 大分
8月7日は立秋です。
暦の上では秋の始まりということなんですが…連日、危険な暑さが続いています。
温度の違いが色で分かるサーモグラフィーを使ってこの危険な暑さを検証しました。
◆訪れた人
「暑い!暑い!」
「去年よりことしの方が、もっと暑さがひどくなっている気がします」
きょうも各地で気温が上がり、大分県内は7月17日から22日連続で猛暑日が続いています。
日田市ではきょうは 最高気温38.3度を記録。
そのほか、豊後大野で37.2度、中津で36.3度など、体温を超えるような厳しい暑さとなりました。
◆TОS小野真奈美記者
「JR大分駅前です。きょうもじりじりとした太陽が照りつけていて、とても暑いです。温度の違いがわかるサーモグラフィーカメラを使ってさまざまなものや場所の温度を調べてみたいと思います」
こちらは、午前11時ごろの大分駅前の様子です。サーモグラフィーで見てみましょう。
一番気温が高い場所は「白」で表示され、低くなるにつれて赤、黄色、青となっていきます。
日なたの地面の色は「白」温度はなんと52℃以上です。
一方屋根があり日陰となっている部分は青が多くなっていて日陰は気温が低いことが分かります。
また、日なたにあるベンチは座る部分の色は赤や黄色、温度は45度を超えていました。
続いて調べたのはベビーカー。およそ30分、外に置いておきました。
サーモグラフィーで見てみると、背もたれの上の部分や足元付近は赤や黄色が目立っていて45度近く。
子供は大人よりも暑いと感じているかもしれません。
また何の対策もせず、日なたにおよそ5分立つと頭の部分の温度は50度以上に。
一方、日傘を差した場合、その表面はほとんどが50度以上になったものの頭の温度はそれほど上がらず、一定の効果があることが分かりました。
また、最近よく見かける、首を冷やすことができるこちらのグッズ。
付けると、首周りの色は次第に濃い青に。温度は25度近くまで下がりました。
まだまだ危険な暑さが続くとみられる2024年の夏。暑さの危険性を正しく認識し、効果的な対策をして猛暑を乗り切りましょう。