大分市議選振り返り 国民民主党がトップ当選で初議席 投票率は11回連続で過去最低を更新
任期満了に伴う大分市議会議員選挙の投票と開票が行われ44人の顔ぶれが決まりました。
国民民主党が初の議席を獲得しています。
投票と開票が16日行われた大分市議会議員選挙。9155票でトップ当選を果たしたのは国民民主党の新人阿部邦彦さんです。2024年の衆院選で大きく躍進した国民民主党。こうした追い風にも乗って大分市議会では、今回初の議席獲得となりました。
◆阿部邦彦さん
「みなさんの思いを地方から国政へとしっかり届けたい、その役を担いたいと思っている」
今回の市議選には44の定数に対し54人が立候補。現職33人、元職2人、新人9人が当選しました。
このうち女性は8人と改選前の4人から倍増しました。
市議会に新たな風も吹きそうです。2024年7月に設立された「地域政党おおいた。」は代表の衛藤延洋さんと直野里子さんの2人が議席を獲得しました。
◆衛藤延洋さん
「大分のことは大分で考えて大分で決めていくんだという地域主権を訴えていましたので、まずはそのことを理解してもらえたということで嬉しく思っている」
また、27歳と候補者の中で最年少だった無所属、新人の大津将嘉さんも3391票で初当選しました。
◆大津将嘉さん
「人生経験がまだ浅い部分もあるのでこれから地域のみなさまも含めていろいろな意見をもらいながら一生懸命勉強して、この地元大分のために働かせてもらえればと思う」
一方、自民党は現職13人のうち、1人が落選し引退を含めて改選前から3議席、減らした状態です。
ただ、当選した一部の新人は自民党の会派に加わることを検討しています。
◆牧貴宏さん
「背筋が伸びると同時に、1期目よりも皆さんの役に立てるように何ができるのかというのは考えていきたいと思う」
投票率は42.37%と4年前の前回の選挙を3.81ポイント下回り、11回連続で過去最低を更新しています。
当選した44人には19日、当選証書が付与されることになっています。
任期は3月10日から4年間です。