気象庁「南海トラフ巨大地震と関連なし」 調査終了発表 日向灘震源の地震 大分県内では最大震度4観測
13日午後9時19分ごろ、日向灘を震源とする地震があり、宮崎県で最大震度5弱、大分県で最大震度4を観測する地震がありました。
気象庁はこの地震について一時、南海トラフ巨大地震との関連について、検討しましたが、調査の結果、関連はないと判断し、調査を終了しました。
気象庁によりますと、13日午後9時19分ごろ、宮崎県の日向灘を震源とする最大震度5弱の地震がありました。
震源の深さは30キロ、地震の規模を示すマグニチュードは6.9と推定されます。
大分県内では震度4を大分市、佐伯市、臼杵市、竹田市、震度3を別府市、由布市、津久見市、国東市、姫島村、日出町、杵築市、豊後大野市、で観測しています。
また、震度4を観測した佐伯市では、市によりますと、50代の男性が自宅の階段から転落して足にけがをしたということです。
そして気象庁はこの地震に伴い、13日午後10時30分から専門家による評価検討会を開催し、今回の地震が巨大な津波を引き起こし甚大な被害が想定される「南海トラフ巨大地震」に繋がる可能性があるのか、検討しました。
その結果、現在のところ、南海トラフ巨大地震との関連はないと判断し、13日夜遅く、「南海トラフ地震臨時情報・調査終了」を発表しました。
南海トラフ沿いの大規模地震の発生の可能性が平常時と比べて相対的に高まっていないということです。
しかし規模の大きな地震が発生した場合は、同程度の揺れが再び起きる可能性があります。
今後の情報に注意してください。