韓国・尹大統領拘束 早朝には激しい攻防…公邸前の様子は【中継】
韓国の尹錫悦大統領による非常戒厳をめぐり、捜査を進める合同捜査本部は15日午前、尹大統領の身柄を拘束しました。
尹大統領の身柄拘束をめぐり、攻防が繰り広げられた大統領公邸の周辺から中継です。
大統領公邸の周辺では集会が開かれていましたが、今はすでに終わっていて、いつもの様子に戻っています。
ただ、大統領公邸へとつながる入り口では15日朝、まったく違った光景が広がっていました。
15日午前4時半ごろに捜査員らが公邸前に到着すると、大統領の拘束に反対する与党「国民の力」の議員や大統領警護が立ちはだかり、にらみ合いの時間が続きました。
一部もみ合いに発展する場面もありましたが、捜査員らが双方を隔てていた柵を強制的に撤去して突入。さらに、はしごを使って進入を妨害していた車両を乗り越え、公邸の直前まで到達しました。
対応した尹大統領の弁護士は、大統領自らによる出頭に向け交渉していましたが、15日は捜査本部が拘束を強行しました。
韓国メディアによりますと15日、現場に投入された警察官は4300人あまり、また公邸周辺には警察発表で6500人の拘束賛成派、反対派の人たちが集まり、それぞれに声を上げるなど、早朝のソウルは喧噪に包まれましたが、今は平静を取り戻しています。