韓国・尹大統領への拘束令状を執行 非常戒厳めぐり 合同捜査本部
韓国の尹錫悦大統領による非常戒厳をめぐり、捜査を進める合同捜査本部は、尹大統領への拘束令状を執行しました。韓国で現職の大統領が拘束されるのは初めてです。
尹大統領をめぐっては、合同捜査本部が内乱を首謀した疑いで拘束令状をとっていましたが、捜査本部は尹大統領への拘束令状を執行しました。韓国で現職の大統領が拘束されるのは初めてです。
大統領の身柄は合同捜査本部に加わっている高官犯罪捜査庁に移送され、本格的な取り調べが行われる方針です。
取り調べに向けては200ページを超える質問書が用意されていて、録画が可能な取り調べ室が使われる予定です。
取り調べ後、大統領の身柄はソウル拘置所に移ることになっています。
今回の令状に基づいて大統領を拘束できるのは48時間のため、捜査本部は近く逮捕に踏み切るかを判断する見通しです。
大統領の拘束にあたっては、捜査当局と大統領の警備を担う大統領警護庁や大統領公邸の周辺で拘束に反対する大統領支持派との衝突が懸念されていたことから、捜査本部は1000人規模の捜査員を投入し、不測の事態への警戒をしていました。