大学生暴行死亡事件 16~18歳の4人を強盗致死などの罪で起訴 “主犯格”の18歳の男ら2人の実名公表
北海道江別市で去年10月、男子大学生が集団暴行をうけ死亡した事件で、札幌地検は15日、16歳から18歳の4人を強盗致死などの罪で起訴し、主犯格とされる18歳の男ら2人の実名を公表しました。
強盗致死などの罪で起訴されたのは、札幌市の川口侑斗被告(18)と滝沢海裕被告(18)、そして16歳と17歳の少年のあわせて4人です。
起訴状などによりますと、川口被告と滝沢被告ら4人は去年10月、すでに起訴されている八木原亜麻被告や川村葉音被告と共謀し、江別市の公園で大学生の長谷知哉さんに暴行を加えて死亡させた上、現金やカードを奪うなどした罪に問われています。
札幌家裁は先週、事件を検察庁に送り返す「逆送」を決定した際、川口被告を主犯格と指摘し、滝沢被告についても「責任は相応に重い」と意見を付けていました。
川口被告と滝沢被告は事件当時、特定少年となる18歳でしたが、札幌地検は起訴するにあたり、実名を公表しました。
この事件は、長谷さんと八木原被告との交際を巡るトラブルが背景にあるとみられていて、全容の解明は司法の場へと移されることになります。