県警「非常事態」わずか3日で被害額計8070万円 警察官をかたる特殊詐欺が多発 大分
10月に入り警察官をかたる特殊詐欺が相次いでいます。
わずか3日間で6人が被害に遭い被害額はあわせておよそ8000万円に上っていて警察が「非常事態」だとして注意を呼びかけています。
県警によりますと、10月4日から6日にかけて「警視庁」や「大分県警」を名乗る人物から金をだまし取られる詐欺被害が6件確認されました。
被害にあったのは、いずれも大分市内に住む70代から90代の女性で被害額は、あわせて8070万円に上っています。
被害にあった人はいずれも自宅の固定電話に電話があり、「逮捕した犯人があなたの携帯電話を使っている。口座を調べる必要があり口座を空にして欲しい」などと言われました。
その後、近くの公園や神社などに行って現金を入れた袋やバッグを置くように指示されだまし取られたということです。
県警は「被害が相次いでいて非常事態。警察官などが現金を預かることはないので現金を渡す前に家族や警察に相談して欲しい」と呼びかけています。