高齢者施設で集団食中毒 朝食の煮豆から黄色ブドウ球菌検出 大分
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大分県大分市の高齢者施設で黄色ブドウ球菌による集団食中毒が発生しました。
朝食の煮豆を食べた60代から90代の入所者あわせて17人に嘔吐や下痢などの症状が出ましたが、現在は全員快方に向かっているということです。
大分市保健所によりますと6日、医療機関から「大分市内の高齢者施設の入所者が嘔吐・下痢症状を呈している」と届出がありました。
保健所が調べたところ、症状がみられた入所者の便から黄色ブドウ球菌が検出されたということです。また、黄色ブドウ球菌は施設の朝食として提供された煮豆からも検出されたため、保健所は食中毒と断定しました。
煮豆は33人が食べ、そのうち、66歳から94歳までの男女の入所者あわせて17人に嘔吐や下痢、発熱、腹痛などの症状がみられました。
1人が入院したものの、すでに退院していて、全員快方に向かっているということです。
保健所は施設に対して、食品や厨房の衛生管理などについて指導しました。
黄色ブドウ球菌の食中毒を防ぐ対策として、保健所は手や指などに傷がある人は食品に触れたり調理するのを避けることや手洗いや消毒を十分行うこと。また、調理後の食品はすぐに食べることや調理済みの食品は10℃以下で保存して長時間室温に放置しないことを挙げています。