福岡ソフトバンクの甲斐拓也捕手(大分県出身) 巨人へ 「考え抜いた結果、移籍することを決断」
プロ野球の福岡ソフトバンクホークスから国内FA権を行使した大分県大分市出身のキャッチャー・甲斐拓也選手(32)が巨人に移籍することになりました。
巨人は17日、甲斐拓也選手と選手契約を結ぶことについて合意したと発表しました。
甲斐拓也選手は大分市の楊志館高校出身で、2010年のドラフト会議で育成6位でソフトバンクに指名されました。
1軍に定着すると、リーグ優勝や日本一にも貢献。強肩は「甲斐キャノン」として知られています。
ベストナインを3回、ゴールデングラブ賞を7回獲得しているほか、日本代表・侍ジャパンのメンバーとしては、2021年の東京オリンピックで金メダルを獲得し、2023年のWBCワールドベースボールクラッシックでも世界一を経験しました。
甲斐選手は「考え抜いた結果、移籍することを決断しました」などとコメントしてます。
【甲斐拓也選手のコメント全文】
考え抜いた結果、移籍することを決断しました。
今の自分があるのは、間違いなく、ホークスに育てていただいたおかげです。
心から感謝していますし、今回も素晴らしい条件提示をいただき、本当にありがたい気持ちでいっぱいです。
育成選手から支配下に這い上がるまでのきつく苦しかった努力の日々、チームメイトと味わった勝利の喜び、ホークスで過ごした時間の全てが自分の財産であり、かけがえのない経験です。
こうしたホークスでの全ての経験を思い返すたびに、本当にホークスを離れていいのか、自問自答を繰り返しましたが、今回、新たな経験をすることで野球選手としての自分をもっと高めたい、という心境に至り、移籍することを決めました。
熱く力強い声援をくださったファンの皆さん、いつも支えてくれたスタッフの方々、最高のチームメイト、小久保監督やコーチの皆さん、王会長をはじめフロントの方々、ホークスで出会えた全ての皆さんのことを思い浮かべると、離れてしまうことは本当につらいのですが、セリーグで新たな挑戦を始めたいと思います。
14年間、ホークスで最高の日々を過ごすことができました。本当にありがとうございました。