「成長してほしい、いい仕事をしてほしいという思いが強く 表現が強くなった」宮田村小田切村長が辞表を提出 職員へのパワハラ行為など指摘され
職員へのパワハラ行為などが指摘されていた上伊那郡宮田村の小田切 康彦村長が12日、辞表を提出し、受理されました。パワハラ行為の指摘があった言動については改めて一部を否定しました。
小田切 康彦村長
「けさ本日付の辞表を議長に提出いたしました。世間を騒がせたことを心からおわび申し上げたい」
12日の村議会の本会議で正式に辞意を表明した宮田村の小田切 康彦村長。小田切村長を巡っては村の複数の職員から「書類を投げ付けられた」「辞めてしまえと言われた」「民間企業と比べると公務員はダメだと言われた」などの訴えがあり、パワハラ行為が指摘されていました。
また、おととしの参議院選挙の公示日前に、比例代表の立候補予定者のリーフレットを庁内の会議で職員12人に配ったとして公職選挙法違反の疑いも浮上。村の顧問弁護士が警察に申告していました。
宮田村小田切 康彦村長
「信頼がなければ組織を率いていけないという政治信条に反することですので、即明らかになった時点で辞表を提出したかった」
部下の信頼を失っていることを最大の理由に挙げ、身を引く決断をしたということです。自身の疑惑については…。
宮田村小田切 康彦村長
「成長してほしい、いい仕事をしてほしいという思いが強くあり表現が強くなったと思っている。信頼関係がないと受け取り方に大きな違いが出てくるのではないかと思っている」
パワハラ行為の指摘があった言動については改めて一部を否定。公職選挙法違反の疑惑については「投票依頼はしておらず違反には当たらないと思っていた」とした上で、 疑わしい行為であったことは認めています。
小田切村長の辞表は村議会議長に受理されました。公職選挙法に基づき、12日から50日以内に村長選挙が行われます。