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新米の味や香りを審査 質は上出来 価格は49年ぶりの高水準 今後は…

2024年10月24日 20:14
新米の味や香りを審査 質は上出来 価格は49年ぶりの高水準 今後は…

この秋に収穫されたばかりの新米を「高い品質である」と県が認定する審査会が24日、長野市で開かれました。新米は、上出来だということです。気になる価格は…。

ふっくらと炊いた米の香り。そして味。その他、粘りや硬さ、見た目など細かく審査されるこの秋に収穫されたばかりの県産米。県がその品質を認定する審査会が長野市で開かれ、米のソムリエといわれる「お米マイスター」など6人が県産のコシヒカリと風さやかの2品種9点を審査しました。

今年夏、全国各地のスーパーなどでコメが店頭から消え、品薄状態に。秋になりようやく新米が市場に出回り始め品薄は解消しつつありますが、続いているのは価格の上昇です。今月18日、総務省が発表した9月の全国消費者物価指数では食品の上昇が目立ち、コメ類の前の年の同じ月と比べた上昇率は、「44.7パーセント」と1975年9月以来、実に49年ぶりの高水準となりました。

マイパール長野あづみ野工場長 中山峰男さん
「うちは(コメの)卸なんですけど価格についてはやはり今、新米の価格がだいぶ市場で高くなっていますのでそういった価格はもちろんその品薄ということもありますので。そう簡単には価格は下がらないかなと。(令和6年産のコメについては)高値がずっと続くんではないかなというふうには心配しています」

ただ、今年の新米は精米したコメに白濁や割れが少なく品質が安定していて味は非常に甘みががあるということです。

審査の結果、8点が特に味と品質が優れていると認定され今後、認定マークが付けられて店頭に並びます。