五平餅に…ジャガイモのころ煮 高校生が木曽の郷土料理に挑戦 食べてはいるけど作るのは初めて…
若いうちから食や健康について考えるきっかけになればと、木曽郡南木曽町では、高校生たちが地元の郷土料理づくりに挑戦しました。
表面がカリっと焼き上がった五平餅に…
照りが出るまで煮込まれたじゃがいものころ煮。
どれも木曽地域に昔から伝わる郷土料理です。南木曽町の蘇南高校で開かれたのは食の支援講座。家庭科を選択している高校2年生3人が郷土料理作りに挑戦しました。
「伝えたい郷土の食」をテーマに 木曽の伝統料理3品を作ります。食べ慣れてはいても、作るのはほとんどが初めてという高校生たち。
コツを教わりながら丁寧に作業を進めます。
「真ん中めがけて一回挿して、そしたらひっくり返して。また同じ動作をひっくり返してやると均等に重みが行く」
大きな鍋で作るのは、冠婚葬祭の料理には欠かせない「大平」。サトイモやゴボウ、ニンジンなど大地の恵みをたっぷりと使うことからその名が付いた料理です。
また、ジャガイモのころ煮は、地元でとれる在来種の小イモを煮ています。
そのお味は…
生徒は
「おいしいです。1747いろんな人が知ったらいいなと思います」
食生活改善推進員 矢澤美千代さん
「何かの行事の時に作りながら、 みんなで輪にながら。そういうことはいいと思う。都会では絶対できないこと。」
高校生たちは将来、自分の子どもに作ってあげたいと話していました。